「果物は太らない」「お砂糖も入っていない」「たくさん食べれば体が喜ぶ」なんて思っていませんか?
実は近年、お砂糖や脂肪を嫌い、果物をたくさん食べる人たちが、高コレステロール血症や糖尿病になってしまう方が増えているようです。
「果物は安全」というおおざっぱなくくりは間違いです。
確かに、体にやさしい、体にうれしい成分の入った果物は多くあります。
しかし、果物にも果糖は含まれているのです。
糖化の原因はぶどう糖だけではありません。
果糖も糖分であり糖化の原因になりえます。
エネルギーに変わってくれるのはぶどう糖であり、果糖はエネルギーには変えられません。
エネルギーとなれなかった、果糖はどこに行くと思いますか?
実は果糖の行く場所は、肝臓や筋肉なんです。
肝臓は果糖を受け入れるために、「グリセロアルデヒド」という物質に変えて、「ソルビトール」「フルクトール」「デオキシグルコソン(3-DG)」という経路をたどります。
そして、エネルギーを作る中心となっている、ミトコンドリアへ運ばれます。
この過程にある、「デオキシグルコソン(3-DG)」が厄介なんです。
これ、実は「AGEs」の中間活性帯なんです。
AGEsといえば、糖化の進化した悪玉物質。
これがたくさん増えると、さまざまな臓器や神経、髪や目、そして肌の元気を奪っていきます。
つまり、この過程からわかるように、果物の取りすぎは、高コレステロール血症や糖尿病の原因となるのかもしれないということです。
このようにならないためにも、果物の食べ過ぎにはご注意ください。
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