実は、アルツハイマーと糖化も、関係があるのではないかと言われています。
アルツハイマーといえば、だんだんと脳が老化してしまい認知症が進行していく病です。
このアルツハイマーに、糖化が直接関係しているかどうかはまだ定かではありません。
しかし、生活環境や遺伝などが重なり、発症することが分かっています。
アルツハイマーは、「βアミロイドたんぱく」がたまっていくことが、原因の一つです。
「βアミロイドたんぱく」は、脳内にある40個のアミノ酸が糖化(AGE化)することでつくられます。
「βアミロイドたんぱく」が脳に沈着しやすいのが特徴です。
そして、老人班と呼ばれる斑点をたくさんつくります。
これが原因となり、アルツハイマーを引き起こしているのです。
実際にアルツハイマーの人の脳の前頭葉部分のたんぱく質からは、ふつうの人の3倍ほどのAGEsが含まれていることが分かっています。
その他にも脳の細胞が死んでしまう、神経細胞「アポトーシス」AGEsが関係しているのではないかとも言われています。
このようなことは、はっきりと判明しているわけではありません。
しかし、糖尿病患者にアルツハイマーを発症している人が多いのも、事実です。
このようにアルツハイマーを発症してしまわないためにも、生活習慣に糖化をさせない工夫を取り入れましょう。
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