糖尿病糖化との関係は切っても切れないものです。
なぜなら血液の中に糖分(グルコース)が多いわけですから、糖化が起こりやすい状態にあります。
「ヘモグロビンA1c」という物質があるのをご存じでしょうか?
「ヘモグロビンA1c」は血液にあるたんぱく質であるヘモグロビンが糖化(AGE)に変化するかしないかの、際どいカタチです。
糖尿病の検査をする際には、この数値を判断基準にします。
この数値が高い方は糖尿病の可能性が高いということです。
そして、糖化のリスクも同じく高くなります。
糖化が早いということは老化が早いということです。
糖尿病は合併症を引き起こしやすい病として知られています。
その合併症を引き起こしているのは、糖化(AGE)でしょう。
AGEはさまざまな場所で、合併症を引き起こします。
例えば、糖尿病の合併症が目だった場合、視力が急激に下がりますし、神経だった場合は足を切断しなければいけないかもしれません。
このように、さまざまな合併症を引き起こしながら、急激に「老い」は進み最悪の場合は死に至ります。
糖尿病による糖化をゆるやかにするには、適切な自己管理と薬で、この恐ろしい進行を予防することが大切です。
糖尿病と診断されてしまっても、運動や食事のとり方を変えるだけで、「老い」は防げます。
どのように生活習慣を見直すのか、医師にしっかりと相談しましょう。
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