さまざまなAGEが存在し、その総称が「AGEs」です。
糖の種類の違いで構造体は「イミダゾール塩、CML、ピラリン、クロスリン」などと変わってきます。
「AGEs」は、正しくは「Advanced Glycation End Products」日本語だと、「最終糖化産物」です。
つまり、簡単に言えば、糖化やAGEがさらに進化した「新しい糖化」ということになります。
糖化といえば、体にたまる「コゲつき」と言われているもので、良い印象はないでしょう。
「AGEs」は分解されることがないそうで、一度できてしまうと、体にたまり続けるそうです。
実はこの「AGEs」については謎な部分がたくさんあり、まだきちんとした経路は解明されていません。
いろいろなAGEｓがあり、糖化の原因も1つではないからです。
食べ物、ストレス、喫煙、紫外線、加齢など数えていたらきりがありません。
「糖分とタンパク質」が結合するだけなら、簡単なのですが…
エネルギーになりきれなかった「糖分とタンパク質」がエネルギーになれる場所を別に求めてしまうのが「AGEs」を生み出す原因です。
例えば「糖分とタンパク質」が、肝臓や筋肉に「エネルギーになりたい」と求めた場合、受け入れてもらうために「糖分とタンパク質」は3-DGとなり、肝臓や筋肉の中でもやっと、エネルギーになれます。
つまり、エネルギーに変えるためのプロセスは、場所によって異なるということです。
このように、エネルギーに変わるために別のカタチに変わってしまう事が経路の解明されない理由でしょう。
これについての論文はたくさんあるんですけどね…(解明されることに期待しています)
AGEも「体外」でつくられるものと「体内」でつくられるものが存在しています。
とっても複雑な「AGEs」を完全に防ぐ方法は、なさそうです。
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